2023年12月27日
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ABOUT YOHAKHU
召し上がる方の人生に余白を与える–。
日本には「わび・さび」という美意識があります。不足の中に心の充足を見いだそうとする意識、閑寂な中に、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさを表す言葉です。空間の余白、時間の余白、文章の中にある余白。何もないのではなく、そこには人それぞれの豊かさと美しさがあるのです。
「YOHAKHU」は日本伝統の酒粕焼酎や穀類スピリッツ、果実スピリッツから造り上げたオリジナルベーススピリッツに、長野県の山や森林から採れたクロモジや熊笹、リンゴなどのボタニカルを加えて蒸留し、長野の豊かな水系がもたらす超軟水の伏流水を加えて仕上げられました。
複数のベーススピリッツが作り出す複雑で深い味わいと、甘くスパイシーな奥行きのあるアロマの心地好い余韻をご堪能ください。
それはきっと、あなたの人生にとって素敵な“余白”となることでしょう。
INGREDIENTS
Base spirits
ベーススピリッツは、日本伝統の「粕取焼酎」と穀類スピリッツ、果実スピリッツのブレンドから作り出されました。
この3つの組み合わせは、日本酒・焼酎と日本伝統の酒文化に創業から130年に渡り携わってきた「芙蓉酒造」が持つ醸造技術に加え、全国各地のご当地焼酎の蒸留の経験値と多様性から生み出されました。
11 Hand Selected Botanicals
長野の壮大な自然から採取したジュニパーベリー、コリアンダー、リンゴ、カルダモン、
クロモジ、熊笹、青実山椒、セージ、アンジェリカルート、リコリス、クローヴの厳選した11種のボタニカルを使用しています。
MADE IN NAGANO , JAPAN
長野県の豊かな自然と芙蓉酒造の経験と技術から生み出された「YOHAKHU」。
このクラフトジンを作り上げていく中で、わたしたちの身近にあるたくさんの宝物に気づくことができました。このジンで必要であったボタニカルは、生活の中に当たり前にあった風景の中にあったのです。
遠い昔からそこに存在したその“当たり前”に感謝し、それが長い将来に渡って続いていくよう今生きる我々が守っていかなくてはなりません。
ジンとは、地域を写し出す鏡です。
YOHAKHUには“長野の風景”が閉じ込められています。
口にした時にその風景が広がり、そこに吹く風の香りを感じることができるはずです。
長い歴史をもち世界中に愛されるジンという文化に最大のリスペクトを込めて、長野から世界へお届けします。
Who Makes this GIN??
DISTILLED, BLANDED & BOTTLED
長野県佐久市で130年の歴史が芙蓉酒造という酒蔵で蔵元をやっています。お酒の設計図を書いて製造し、それをプロデュースしていくという立場です。佐久市は、地域を囲む山々から良質で豊富な水が湧き出ていて、酒造りがどの場所でも出来ることが魅力です。
今回、蔵元である私がジンを作るということで、素材や組み合わせ、お酒との相性を考えながら、日本酒の副産物である酒粕から出来る焼酎を1番のベースに考えました。それに、どれだけ佐久市の地域性を色こく反映させられるか?も大事なポイントです。ボトルを開けた時に、その土地が想像出来るような商品に仕上げたいと考えながら、長野県の豊かな自然の中で自生している植物を自分の足で探し出し、11種のボタニカルを調達しました。それらを私たちが持つ伝統と経験で凝縮していきました。
焼酎もそうですが、蒸留酒とは風味を楽しむための飲み物だと思っています。芋焼酎なら芋という主題がありますが、ジンは様々な素材をバランスを取りながら入れこんで一つの作品にしないといけないので、この「YOHAKHU」を作っていく工程は本当に刺激的なものでした。
日本酒が海外で評価されているのはとても嬉しいことです。裏を返せば、ジンの文化が日本で受け入れられている事も、ジンを長らく造ってきた人たちからすればきっと同じように嬉しい事だと思っています。だからこそ、ジンの文化とそれを作り上げた先人達にリスペクトを込めて、私たちにしかできないジンを作りました。
お酒は、人を幸せにするものだと思っています。このジンをお届けすることで、自分の身近な所だけじゃなくて国を超えて世界を幸せに出来る。今回それを担うことができたことは本当にハッピーな事でした。みなさんにも「YOHAKHU」に込められた長野の風景を感じてもらって、幸せな時間(=余白)を過ごしていただきたいです。
依田 昂憲 Takanori Yoda
1981年生まれ。芙蓉酒造協同組合6代目蔵元。創業1887年の日本酒蔵の跡取りとして家業を引き継ぐ。日本酒蔵としては、普遍性をテーマにした代表銘柄「金宝芙蓉(きんぽうふよう)」を醸す。一方、あらゆる原材料を焼酎加工するノウハウを持っており、全国各地から地域産品を活かした焼酎加工を請け負っている。焼酎銘柄「信州本格そば焼酎 天山戸隠(てんざんとがくし)」では7大会連続全国優勝を獲得している。YOHAKHUの開発においては三浦・茂田両氏協力の下、独創的な視点と日本の酒造りの伝統が融合した長野県ならではのクラフトジンを作り上げた。
Advisor
90年代からカフェレストランの仕事をしていて、600種類以上のジンを国内に紹介してきました。2018年からは「GIN FESTIVAL TOKYO(https://www.ginfest.tokyo/)」を主催しています。その頃から日本の伝統的な酒造りをしてきたメーカーたちの新しいチャレンジとしてジャパニーズジンが誕生しました。そのジンが洋酒と和酒を繋いで、日本の酒造りを世界に知ってもらえるのは、とても面白いことです。日本国内のジン文化はまだまだ伸びていくはずです。良質な水、その土地ならではのハーブ、柑橘類も素晴らしいものがあります。また、焼酎・泡盛・日本酒の蔵も含めて、少量生産・独立生産の酒蔵がこれだけあるのはなかなかないので、世界からの期待度も上がっています。その中から世界中の人からも認められるジンが生まれてきたら良いですね。
この「YOHAKHU」の開発にあたっては、世界の蒸留所を巡り、日本では最も数多くのジンを飲んできているひとりとして、全体のジン作りのアドバイザリーを担当させてもらいました。ロンドンジンの素晴らしさを伝えながら、佐久ならではの素材・芙蓉酒造の酒造りを生かして、ここでしか作れないジンを作ることがミッションです。ロンドン・ドライジンに対して、日本のお酒、特に焼酎は度数が低めでなめらかに喉ごしと、味わいのお酒。ある意味ジンとは相対するお酒です。そこが出会って何が生まれてくるのか?これは僕にとっても、作る価値があるものでした。
長野でしか作れない、味覚、食文化、この土地の景色を閉じ込めたこのジンが、海外でどう評価されるのか?どんな風にその味わいから何を感じるのか?とても興味深いですね。僕ら自身が気づいていない日本人らしさを教えてもらうことがあるかもしれないし、伝統的な酒造りと芙蓉酒造の若き蒸留家が、そこにどう挑んでいくのか?世界の人たちにもこのジンを通じて長野を知ってもらいたいし、僕自身もこのミッションを通して改めて日本を知っていきたい。
“長野でしか作れない、日本の酒造りにしか作れない、日本人ならではのジン”を追求して作り上げた「YOHAKHU」が、世界に通用するジンになるように育ててきたいですね。
三浦 武明 Takeaki Miura
世界各国の料理とともに600種類以上のクラフトジンを愉しめるレストラン「TOKYO FAMILY RESTAURANT」オーナーやジンラバーズ向けのアプリ「JUNIPER (iOS / Android)」の運営、日本初のジン・フェスティバル「ジンフェスティバル東京」の主宰を行うなど、日本で最もクラフトジンを愛する男のひとり。芙蓉酒造が開発するクラフトジンにおいて、開発設計、ジンカルチャーへの理解、海外視座での助言など、ガイドとして伴走してくれた。
Fragrance professional
化粧品の開発を20年近くやっており、身にまとう香りをテーマに植物の蒸留をしてきました。香りがもたらす心理的な作用などに関して長い間研究してきたので、今回のジン作りでは、その経験と知識を活かし違う切り口でアドバイスさせて頂きました。香りはお酒にとってとても重要で、私自身香りのないお酒にはあまり興味がなく、ウイスキーでも出来るだけ癖のあるものを好みます。
人の求める香りは、自分の生まれ育ったルーツや、四季の変化にリンクしています。好みの香りは人それぞれで、さらに時期によっても変動します。また、海外の方達と日本人の香りの感覚には違いがあり、海外の人の方が圧倒的に強い香りを好む傾向があります。それに対して日本人は優しくふわっと香るのが好きですね。今回、ジンの香りの設計にあたっては、海外の人に合わせて強い方向にするのでなく、日本らしい香りを世界にストレートに伝えるのが良いと考えました。そこに自身の経験から、香りが持つホリスティックな効果を見ていきながら作り込んでいきました。
このジンには“長野の風景を閉じ込める”というテーマがあり、長野の四季や地域に根差す自然と文化を使っていくことを重要なコンセプトとして、日本伝統の酒造りと長野の自然が育んだ11種のボタニカルが掛け合わされています。自分自身がそのチョイスを楽しみながら「YOHAKHU」を一緒に作り上げていきました。
日本の伝統と文化、長野の風景が封じ込められた「YOHAKHU」の香りを楽しんでください。
茂田 正和 Masakazu Shigeta
健やかで美しい皮膚を保つためのライフスタイルをデザインする国産オーガニックコスメブランド「OSAJI」の代表兼開発者。幼い頃より日本の文化・芸術に触れ育んできた創造力を生かし、これまで商品開発などを通し、さまざまなクリエイターとコラボレーションを果たしてきた。芙蓉酒造が描く「長野の風景を真空パックしたようなジン」を香りとして表現するためのアドバイザーとしてジョイン。
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